5月<月主題>見つける

<月目標>

 ・聖書のお話を聞いたり、聖歌を歌う。

 ・気に入った場所や遊具が見つかる。

 ・春の自然にふれて親しみを持ち遊ぶ。

 ・自分の気持ちや気づいたことを身近な人に伝えようとする。

 

 4月から5月へ。たくさんの花々が咲き乱れ、次々に咲き誇る花に素晴らしい息吹を感じます。そして今、その花々を包んできた幹からすごい力を持って緑色が溢れ出てきています。まさしく子ども達の「おおきくなったよ!」との思いと同じように思います。この時期に、この新しい出会い、新しい命の表れに、新学期が与えられている日本に深い意味があるように思います。それぞれの心と神様が創造された様々な命に出会うことが、さらに心の奥深くに関わり、気持ちを高め、身も心も踊り出すように思えるからです。そして、神様からの美しい風景、自然を通して今まで眠っていた奥にある命の紡ぎ、私たちの目には見えないけれど、そこに大きな働き、命の育みがあることを感じずにはいられません。では、子ども達にとって、目に見えないものがどうして感じられるようになれるのでしょうか。難しいですね。でも、この園においてすでに月曜日の礼拝の聖話において、日々のお礼拝において、小さいお手てを組み合わせて「ありがとう」を毎日繰り返す中で、子ども達の心には、既に「みえないもの」が宿り始めているのではないかと思います。神様が創造された、空にあるもの(太陽・月・ほし・雲・雨…)、地の命あるもの(土・水にまつわるもの・木(樹)・草花等々)の不思議を通し、そして毎朝、礼拝堂玄関から登園することで、真正面に目にする十字架(神様の印と伝えています)に「おはようございます」と手を合わせることにより、そこには、神様の、見えないけれども私たちをいつも守って下さっている方がそばに居て下さるのだよという安心感が感じられるようになってくるのではないでしょうか。そして、そのように感じられる、そのように思えるという「心」は、今までそれぞれの家庭で大切にされ、ご両親をはじめ、ご家族のみんなから愛されてきたことの証なのだと思います。目には見えないものをすでにしっかり心に留めておられるということなのでしょうね。人を信じる、信じられる、またありがとうと思えることの一番大切なことを私たちもしっかり認識し、一人一人の子ども達と関わらせて頂きたいと思っております。そして5月には、神様が私たち人間にも命を与えてくださるという創造のお話へと繋ぎます。愛ある信頼関係に感謝いたしましょう。