12月 月主題<賛美>

月目標: ① クリスマスの意味を知り、楽しみに待ち祝う。

     ② 心を合わせて喜びや感謝を表現する。

     ③ 社会や世界の出来事に関心を持ち、自分たちのできることを考える。

 

 今秋の紅葉には長く大いに楽しませてもらい、久々に心ゆくまでの「秋」に癒された気持ちです。皆様の紅葉狩りはいかがでしたか。色とりどりに色があるということに心の豊かさを感じます。子ども達にとっての色は、その感性を磨き、色合いを工夫し、自分の心を表現し、個性を生かすことにも繋がったりします。何といっても神さまが創造された素晴らしいこの自然は、人間が真似のできない、(いえ、人間が研究を重ねて、似せて作り上げることはできますが)気温・風・形等の自然の営みを得て変化していくその様に、私たちは感激し、感嘆の声を上げ、自然を愛でるのですね。そんな大自然の色・形・を大切にしたいということの一つに、私たちの幼稚園では制服を取り入れていません。ご両親・ご自分の気に入ったもので表現し喜び、感謝し、大切にすることを覚えて欲しいものですね。(一方、気に入らない時には我慢も)幼い時の一つ一つの「ありがとう」や「我慢」が子ども達の心を育み、喜びを感じ、幸せを心に留めて、自分自身の生き方を学んでいくことでしょう。日々の心の綾を通して、今度は幼稚園の場にあっての表現が「感謝」や「譲る」ことに変わり、愛という思いやりをもって大切なクリスマスをお迎えすることになるのです。献金礼拝の時に「Xmasはプレゼントをもらうことではない」というお話もしました。そして、Xmasのお話を振り返り内容を考えてみながら、子どもたちが担うキャストについてもお話し、思い出し、自分の考えるお役を担うことへと繋げていきました。ある日、花組にお邪魔をした時に「おいわいしましょう」のお歌を歌っていました。「おいわいしましょう。おめでとう」・・・という歌詞があるので、子どもたちに、「なんで、おめでとうなの?」と尋ねてみました。すると、「あのね、イエスさまのお誕生日だから」と嬉しい返答。そして、その日のことを「Xmas」と。花組にとっては初めてのXmasページェントです。この幼稚園に入園後、お祈りを、また聖歌を通して、見えない神様を賛美してきました。素晴らしいですね。手を伸ばしても触れません。大声を上げても「はあ〜い」とお返事はありません。どんな方なの? どこにおられるの?どんなに大きいの? 男の人? どうして不思議なことがいっぱいできるの? と矢継ぎ早に質問が出てきてもおかしくないでしょう。でも、日々のお祈りと聖話を通して、信じることの素晴らしさをしっかり心に留める事ができている子ども達を褒め称えたいと思います。みんなで力を合わせて嬉しいイエスさまのお誕生をお迎えすることができるでしょう。ご両親から愛を持って愛に生きることを教わり、集団内での関わりに心を磨いてくれている子ども達。先日お邪魔したマリア カフェの方々が歌やお行儀についてお褒めくださり、「小さい時の教えって大切ですね。」と言って下さいました。そんな子ども達の清い歌声に耳を貸し、楽しみ、喜び、世界の隅々にまで愛の光が輝く素晴らしいXmasをご一緒にお迎えしましょう。皆様の愛を重ねつつ