6月 <月主題>感じる

月目標:

 ・神さまがつくられた自然の中で過ごす事を喜ぶ。

 ・砂・泥・水で遊び、心地よさを感じる。

 ・自分でやろうとすることが増え、楽しさを感じると共に、うまくいかなくても

  大丈夫と感じる。 

 

 ♫ かみさまがつくられたこの地球、太陽も月も私たちも・・・。と歌う聖歌。まさしく神様の不思議な手によって作られた大自然であり、動物であり、魚であり、鳥であり・・なのですね。初めて土から神様の姿を真似て造られた人間。その鼻に「いのちの息」を吹き込まれて、動き出したアダムさん。子供たちが成長し、そのうち古代人のことを学習して、この神様の業をどのように結びつけていくのか、子供たちの頭の中でどのようにそれが成り立っていくのか、と考えた時、動物やその他命あるものがどのようにしていのちを繋げていくのか、進化していくのか、その営みはやはり人間の考え及ばないところですね。様々な角度から研究が進み、誕生をはじめ、解き明かされてつつあり、様々な物質の発見もありますが、ならばその物質はいかにして?と、やはり神様の業なのです。と考えたいと思うのです。本当に魔法使いなのです。

 神様の作られたものに人間が手を加え、砂に、泥に、そこに天の恵みの雨がもたらす水が、子供たちの遊びを広く、深く、楽しくし、各々の感性を磨いていけるようになるのです。自由に遊ぶ砂場を一つとってみても、子供たちは年齢に応じて、道具の使い方を学び、人との関わりを培かい、考えて、工夫して思考力を伸ばし、友達や先生とのコミュニケーションを図りつつ、感性や表現力にもつなげる。その中で、譲り譲られの程よい人間関係が生まれる。時には譲らず、譲れずを繰り返しながら、自分で判断のできる体験をしていく。また太陽や風を受けて感性を磨きつつ体を動かすと、更には体力向上にも繋がる。そして、お片付けをすることで分別作業も出来るようになる。子ども達の大切な「遊び」を捉えると、こんなに色々な益がもたらされるのです。だから早く幼稚園に来て下さ〜い。更に、ここで大切なことは、合同保育や設定保育を通して、ルールを学ぶということ、毎日の集団生活で自分がやらねばならないことを学ぶということです。集中すること、傾聴すること、自分自身で出来ることはやってみる、やれなくても良いし、出来そうな時、やってみたい時には助けを求める、そんなこんなの大切なことがいっぱいの幼児期なのです。私たちのこの園で何を学ばせてあげ、何を学んで欲しいのか、常に模索しつつ子ども達と寄り添い、保護者の方々にご理解ご協力を得ながら、子ども達が何よりも「今日も幼稚園に行きたい」と感じてもらえるアンテナを張りたいと思います。