7月 主題 < 交わる >

月目標:

 ・ 生活の中で賛美したり、祈ったりする気持ちが生まれ、その気持ちを表す。

 ・ 好きな遊びを深めながら、生き物や、ともだちとの交わりが楽しくなる。

 ・ 自分の思いや意見を伝えようとする。 

 

 早いもので、週明けにはもう7月を迎えます。京都では夏の風物詩「その代表的な祇園まつり(疫病流行から無病息災を祈願する)がありますね。山鉾巡行を中心に約1ヶ月続くという長いお祭りで、5月の葵祭・7月の祇園祭り・11月の時代祭ですが、いずれもその季節を代表するものですね。」立春立夏・立秋・立冬から更に分割され、さらに24節気に分けられ、下記のようになるのです。これを読むだけで、その季節が想像できるのは、日本の自然環境がその節気に追随できる環境であるということなのでしょうね。それぞれの国が地球上に位置する場により、自然を表現するそれぞれの表し方があるのでしょうが、こんなに細かくお日様と関係して出来ているなんて驚きだとは思いませんか。農耕生活に起因していること、生きて行く生活そのものです。

立春雨水啓蟄春分清明穀雨立夏小満芒種夏至小暑大暑立秋処暑・ 白露秋分寒露霜降立冬小雪大雪冬至小寒大寒> このことを思うだけで、神様がお造りになった “光”に始まる天地創造へと繋がれていくのです。私たちが常に季節を感じ、自然を愛し、それを日々の幼児教育に取り入れていくことの意義は本当に大きいと思います。そこに、神様への祈りが生まれ、感謝が生まれ、誰かを思い、授受を行う行為ともなる。そこには必ず誰かが居るということですね。そして、会話が生まれ、より相手を理解しようとすると、物事が深まっていき、切磋琢磨して向上心を生む。するととても楽しくなりますね。きっと。

 これは、子ども達が毎日幼稚園で遊びを通して学んでいる姿ではないでしょうか。子ども達への幼児教育として登園が行っている自由遊びと設定保育、更には合同保育という交わりを持つ中で学ぶ姿や内容は、共に学び合う姿であり、育ち合う姿でもあるのです。

 さあ、皆様のご家庭での夏休みの計画はいかがですか? この1学期に学んだ数々のことを、この夏には大自然と交わってさらなる経験や体験を通して身も心も成長して欲しいと考えています。緑組にとっては、宿題のない自由な夏休みです。その日々をどうぞ大切にして下さいね。